Tomodachi USA Journal

【日本体験記】初めて日本を訪れた時の驚きと感動

ハワイ在住アメリカ人インストラクターCelia(シリア)先生

今回のTomodachi-USA Journalは、ハワイ大学院に通う現役大学院生のCelia先生が、初めて日本を訪れた時の驚きと感動を語ってくれました!シリア先生は、日本語と英語と中国語が話せるトリリンガルです。
若い時から日本文化に興味があり、独学で日本語を勉強してきたそうです。

日本での留学経験やお仕事の経験もあって、現在も大学院に通う傍ら、Tomodachi-USAで大好きな日本人生徒との交流を楽しんでいます。
若者にとって国際交流は、その後の人生にとても大きな影響を与えるんですね!

Tomodachi-USA Journalとは?

Tomodachi-USA Journalとは、Tomodachi-USAで新規生徒登録をしていただいた会員さんに毎月1回配信されるハワイについてのジャーナル(記事)です。
ハワイ在住のインストラクター達が、現地生活の様子や、みんなの知らないハワイお役立ち情報を交代で配信しています。

ジャーナルは日本語訳が付いているので、読むだけで自然な言い回しや、役に立つ英語表現を学ぶことができます。ぜひこの機会にチェックしてみてください♪

過去のCelia先生のジャーナルは↓から読むことができます!(日本語の翻訳文はCelia先生が和訳してくれています。)

Tomodachi-USA Journal #28 初めて日本に住んだ、あの頃(英語/日本語訳付き)

My First Time Living in Japan

When I was a junior in college, I moved to Kyoto for one year as part of a study abroad program. I had been learning Japanese for two years at the time and was very excited about Japanese culture and language.

I had never visited Japan before, though, and didn’t know what to expect. My images of Japan were all of big cities – I understood more or less what Tokyo looked like, but not Kyoto.

I had been told Kyoto would be different from other Japanese cities, and also different from what I imagined. However, I still felt sure I would settle in quickly. 

私は大学三年生の頃、一年間京都で留学することになった。
あの頃二年間ぐらい日本語を勉強したことがあって、日本の言語や文化にとても興味があった。

でも、まだ日本に行ったことがなくて、どんな所か全然知らなかった。
私が持っていたイメージは全部大都会のイメージで、東京は大体どんな感じか想像できていたけど、京都は想像できなかった。

「京都は他の日本の都会とも、シリアが想像している都会とも違う」とよく言われた。
でも私はきっと「早く慣れるだろう」と思っていた。

Wearing kimono and seeing fall colors

I remember my first day stepping out of our hotel in Japan.

We had flown in during the night and hadn’t seen anything yet. The hotel was next to Gosho, on Karasuma Street. It was August; the cicadas were so loud, and the wet heat so intense, I felt like nothing around me was even quite real.

A fleet of high school students on bicycles, with guitars on their backs, passed by me – but I didn’t realize they were high schoolers. (In America, most high school students don’t wear uniforms, and dress very casually for school.)

Japan was very different from anything I had experienced before. For the first four months I lived there, I felt like a child – like someone who knew nothing at all about the world and had to be taught everything from the beginning.

日本のホテルから初めて出た瞬間をよく覚えている。

昨夜日本に着いて、まだ何も見ていなかった。ホテルは御所の隣、烏丸通にあった。
日本の8月––––蝉の声が高らかで、空気が蒸し暑くて、周りの世界が夢のような感覚だった。

十人ぐらいの高校生がギターを背負って、自転車で通った。でも私は「高校生だ」と知らなかった。
(アメリカの高校生はほとんど制服着ないし、一般的にカジュアルな服装で勉強するからだった)。

日本は私が今までに経験した所とは全然違った。
最初の四か月間は自分が子供のような気がした。
何もわからなくて、最初から全部習わなければいけなかった。

The city itself was wonderful – I love all the seasons in Kyoto.

When the fall colors were out, my friends and I dressed up in kimono and went out to take pictures with the leaves. In the winter, I loved and admired the ripe mikan on the trees, still so orange and fat, despite the cold. Spring, of course, was sakura.

The zany skyline of Kyoto never fails to make me smile – the tan and lopsided buildings, interspersed with temples and shrines. I love the combination of traditional architecture, as in Gion, with more modern buildings, as in Marutamachi or Shijo.

京都自体が素晴らしかった。
京都の全ての季節がとても印象に残った。

紅葉の間、友達と一緒に着物を着て、写真を撮りに行った。
冬の豊潤なミカンがあんなに寒い天気の中でも、オレンジ色で、太くて、すごく魅力的のように見えた。
春はもちろん桜。

京都の個性的なスカイラインを見るたびに微笑みが出てくる。
小麦色で、不揃い楼たちがお寺と神社に交じって、ユニークで、素敵な景色だ。
祇園の伝統的な建築が丸太町、四条のモダン形建物と共存して、京都をとても素敵な都会にしている。

Mikan tree near my house

Little by little as I stayed in Kyoto, I became more confident in Japanese language, and also in Japanese living. I became an old hand at paying in Japanese restaurants – visiting the front counter with my bill at the end, rather than waiting for a waitress, as I would in America. My chopstick skills improved with the help of my host father, who taught me how to use them right.

Finally, I managed to make a lot of Japanese friends. I joined the Hiking Circle at my university and went on many fun adventures. Once, we even hiked back from Enryakuji to the city of Kyoto, finding our way through remote trails in the mountains! I couldn’t believe we had made it.

少しずつ、私は日本語を話すことでも、日本の文化に参加することでも自信を持つようになった。
レストランなどでお会計する時、アメリカのようにウェイターを待つんじゃなくて、カウンターに行くことに慣れた。
お箸を扱う能力も、ちゃんと使い方を教えてくれたホストお父さんのおかげで随分上がった。

後、日本人の友達もたくさんできた。
大学のハイキングサークルに入って、たくさんの楽しい冒険に行くことになった。
ある日、延暦寺から京都市まで小さい山道で帰ることさえできて、私が信じられなかった!

Me and my host family’s dogs

The friendships and memories I made in Kyoto will always be incredibly important to me. It was a time when I became more flexible and humbler as a person, and also realized more about who I wanted to become in the future.

I still call Kyoto my “Japanese hometown,” and whenever I am in Japan, I look forward to “going home” to the cozy house, the children (and of course, the dogs!) of my host family there.

京都でできた友達との思い出が私にとってとても大切。
私がもっと頭がやわらかくて、謙虚な人になった時期だった。
将来私がどんな人になりたいかも、もうちょっとはっきり言えるようになった。

京都はいまも私の「日本の故郷」で、日本にいるたびにホストファミリーの子供や犬がいる賑やかな家に「帰る」のがとても楽しみ。

Celia先生とお話ししたい方

Celia先生のプロフィール

https://www.tomodachi-usa.com/wte/prfdtlfrm/89

Celia先生は、ワシントン州出身で現在ハワイ大学の大学院でアジア学と美術史を学んでいます。
難関のJETプログラム(外務省、文部科学省等の協力のもと行われている外国青年招致事業)に合格して、日本の愛知県で国際教育に携わった経験もあります。
日本語や中国語も達者です。

芸術が好きで将来は美術館のキュレーターになることを目指しているそうです。
日本の漫画やアニメにも日本人以上に詳しく、お話ししていると「筋金入りの日本大好き人間」というのが伝わってきます。
とにかく熱心にハートフルに教えてくれるインストラクターです。みなさんの中で、

  • 英語だけでは不安を感じる
  • 英語で聞くのが難しいことを日本語で質問してみたい
  • 色んなトピックの会話を楽しみたい
  • 留学や仕事の話を聞いてみたい

という方がいたら、是非Celia先生と繋がってお話ししてみてください。
話題や経験が豊富なCelia先生から、心強いサポートを受けられます!

Challenge the unknown world!未知の世界とつながろう!

Tomodachi-USAは、ハワイ大学の現役大学生(または卒業生)インストラクターと実践で英語を学びながら、外国人の友達を作り、人生の可能性を広げていくためのオンライン英会話サイトです。ハワイに住むインストラクターとの国際交流を通して、「先生と生徒」の関係ではなく、「一生付き合える仲の良いお友達」の関係を築き、お互いの人生をより豊かにしていくことを目指しています。

実際に、これまで多くのTomodachi-USA会員様が、オンライン英会話レッスンの枠を超えて、旅行先のハワイや日本でインストラクターとの交流を楽しんでいます。海外に友達が一人いるだけで、旅行が楽しくなったり、視野が広くなったり、今後の人生が大きく変わります。「ただ英語を学ぶだけではつまらない」「身に付けた英語を使ってみたい」と思っている方のための交流の場所です。

Tomodachi-USAは、みなさんと未知の世界をつなぐ小さなきっかけになれることを心から祈っています。私たちと一緒に未知の世界にチャレンジしてみませんか?

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